今夜は本屋でパーティー

東京アートフェア2018に続いて、野原邦彦の作品の展示デザイン計画である。
会場であるGINZA ATRIUMは、本屋の中にあり、本に囲まれた空間。等間隔に配置された柱梁と高密度に集められた本棚、そこに納められる膨大な書籍。このカラフルかつ集積された単位に対して、アート作品が負けてしまわないよう、おおらかな振る舞いを持つ巨大な展示台を構想した。
アメーバのような有機的な形をした展示台がひと続きに一面広がっており、外周のゆったりとした曲線やくびれた場所などが、作品に対する距離感を自然に生み出す。野原作品の作品の大きさ、立体や平面、メディアの多様さに対して、変化しながらもおおらかに受け入れるような展示台を設計した。

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